投資系大学職員のコウジ(@enjoy_dslife)です。
皆さんはiDeCo(イデコ)を活用していますか?
まさかやっていないとすれば、本気で損しています!
資産運用系の話で、「絶対・100%儲かる」といったワードが出てきたら、ほぼ確実に詐欺です。
しかし、iDeCoに関しては、国が行っている制度ということもあり、ここではあえて、大学職員なら「100%お得」になると言わせて頂きます。
一方、お得なのはわかったけど、実際始めるとなると、様々な疑問点が出てくると思います。
そこで、今回はよくある疑問点をQ&A形式でまとめました。
投資はまず少額からでも始めてみることが重要ではありますが、ここで疑問点を解消して、安心してiDeCo(イデコ)を始めてもらえたらと思います!
なお、どの証券会社を利用していても共通するものが中心ではありますが、ここでは、私も利用しているSBI証券を例に説明させていただきます。
色々な証券会社がありますが、iDeCoに関していうと、商品・手数料・使い勝手の点から、SBI証券一択状態です。
これから始めるという方は、ひとまずSBI証券を選んでおけば安心でしょう。
【SBI証券のiDeCo】
https://go.sbisec.co.jp/prd/ideco/ideco_top.html
- 1 そもそもiDeCo(イデコ)とは?
- 2 iDeCo(イデコ)を始めると、何かと手続きが面倒になりそう・・・
- 3 iDeCo(イデコ)への投資をやめるにはどうしたらいいですか?(一時停止含む)
- 4 毎月の投資額を減らす(増やす)にはどうしたらいいですか?
- 5 投資先商品を変更するにはどうしたらいいですか?
- 6 転職する予定なので、iDeCoはやらない方がいいですよね?
- 7 仕事を辞めるので、iDeCoはやってもしょうがないですよね?
- 8 iDeCoは資金拘束が微妙(60歳まで資金を引き出せないのが・・・)
- 9 ポートフォリオのリバランスはどうすれば良いか?(行うべきか?)
- 10 iDeCo(イデコ)でさらに利益を出すには?(上級者向け)
- 11 まとめ:大学職員も絶対にiDeCoはやるべき
そもそもiDeCo(イデコ)とは?
iDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)は、確定拠出年金法に基づいて実施されている私的年金の制度です。
もちろんメリット・デメリットはありますが、簡単にいうと、強力な節税効果のある大変お得な投資方法になります。
皆さんが大好きなNISA(つみたてNISA)と並び、国が推進している制度でもあります。
詳しくは以下の記事で詳しく紹介していますので、iDeCoを詳しく知らない方は、ぜひこちらからご覧ください!
意外と知られていないのですが、大学職員(公務員も!)でもiDeCoは利用できるんですよ〜
上記で説明している通り、「100%お得」なら使わない手はありませんよね!
また、私のリアルな運用実績も毎月報告しています。
※最新の実績をご覧ください。
実際に運用したらどんな感じなのかわかりますので、ぜひ運用イメージを膨らませてもらえたらと思います。
それでは、いよいよ「よくある疑問点」に回答していきましょう!
iDeCo(イデコ)を始めると、何かと手続きが面倒になりそう・・・
1つ目として、個人的によく聞かれるものを挙げました。
iDeCoに限らずですが、投資を始めると、確定申告などの手続きが発生するから面倒だと思っている方が非常に多い印象です。
しかし、iDeCoに関していうと、開始後の手続きは、毎年行う年末調整で投資額の記載と払込証明書を添付するだけです。
iDeCoだけをやっている人は、確定申告もいらないのです!
いや〜すごい簡単ですね!
この微々たる手間と今後ずっと続く節税効果・運用利益を考えれば、やらないという選択肢はないです。(このレベルの手間も嫌だと言われると・・・ごめんなさい 笑)
なんか面倒だからと先延ばしを続けてきた方は、過度に心配する必要はありません。
私は2017年からiDeCoへの投資を続けていますが、手続きらしい手続きをしたのは本当に加入の時のみです。
それ以降、面倒に感じた場面は一度もありませんでしたよ。
iDeCo(イデコ)への投資をやめるにはどうしたらいいですか?(一時停止含む)
次に、一度始めた運用をやめたいと思った場合にどうすれば良いかを説明します。
まず、いきなり残念なお知らせですが、iDeCoは原則として途中でやめることができません。60歳になって資金を引き出せるようになるまでは続けることになります。
これを聞いて、怖すぎる!やりたくない!と思う方もいると思いますが、安心してください。ちゃんと対応策はあります。
投資をやめたいと思ったら、まずは、「(毎月の)資金拠出を停止」しましょう。
SBI証券の場合は、問い合わせをすると必要書類が届きますので、そちらを返送すれば手続き完了です。
これまでの投資額をすぐに引き出すことはできないものの、これにより、その後はお金を引き落とされることがなくなります。(引き落とし停止まで数ヶ月のタイムラグが発生する場合がありますので、注意!)
既に投資済みの金額も無駄になってしまうわけではない(むしろ着実に増える可能性の方が高い)ですし、老後資金を先取りしておいただけと前向きに捉えて、今後のことだけを考えましょう!
また、一時的に資金拠出を停止したい場合もあるかもしれません。
iDeCoには一時停止という手続きはないようですが、一旦停止をしても、また手続きをすることで、改めて投資を再開することもできます。(実質、一時停止みたいなものですね!)
このように一度投資した資金については、60歳になるまで運用し続けることになりますが、今後投資する分については都合に合わせて調整ができるわけです。
ただし、この運用停止・再開手続きは、1年に1回しか受け付けてもらえません。よって、変更手続きは計画的に行いましょう。
ちなみに、個人的なアドバイスとしては、次で紹介するように、投資金額を調整するのはまだありだとして、停止するのは何とか回避して欲しいなと思います。
iDeCoも積み立て投資の一環なので、有無を言わさず、決めた額を淡々と投資していくべきですし、投資をやめてしまえば、最大のメリットである節税効果もなくなります。
超高齢化社会において、老後資金は誰でも必要になるわけですから、せめてiDeCoぐらいは継続的に投資して欲しいと考えます。(数万円ぐらいまでなら、節約で何とかなるはずです!)
<参考>運用を停止しても手数料はかかる!
運用を停止したとしても、口座管理手数料はかかり続ける点に注意しましょう。
これはどの証券会社でも同様ですが、iDeCoの口座を持ち続けるだけでも、毎月66円(税込)がかかります。(投資元本から差し引かれるので、新たな支払いは発生しません)
多くの場合、この手数料よりも運用による利益の方が大きくなるため、ほぼ気にする必要はありませんが、数ヶ月でやめてしまい投資元本が少額である場合(数千円~数万円)や利率が低い元本保証型商品(定期預金)で運用をしている場合等は、手数料負けして投資元本が減っていく可能性があります。
その意味では、加入後すぐの運用停止は避け、期待値の高い元本変動型商品(投資信託等)を選んでおく方が安心かもしれません。
毎月の投資額を減らす(増やす)にはどうしたらいいですか?
続いての疑問点は、毎月の投資額を変更する方法についてです。
iDeCoは最初に、毎月(または一括)の拠出額(投資額)を申請し、その金額が継続的に引き落とされていきます。
しかし、その後、様々な事情によりその金額を変更したくなることもあるでしょう。
結論から言えば、もちろん投資額の変更は増減共に可能です!
変更の手続きに数ヶ月かかることもあるので、タイミングに注意しつつ、変更手続きの問い合わせをして、所定の申請書類を返送して下さい。
なお、ここでの注意点としては、投資額には最低額と最高額があるということです。
まず、iDeCoの最低額は5,000円になっています。残念ながら、投資信託等と異なり、毎月1000円といった投資はできません。
しかし、SBI証券の場合は、納付月と月毎の拠出額を指定することが可能なので、投資を隔月にするなど、ご自身に合った形でうまく調整をしましょう!
そして、最高額ですが、これは各自の属性(職業等)によって異なります。
以下の記事でも紹介している通り、大学職員(+公務員)の場合は、月12,000円(年144,000円)が上限ですね。(私学共済に加入している大学の場合)
iDeCoはお得すぎるので、もっとガッツリ投資したいところですが、あいにくこれ以上はできません・・・・。
個人的な意見ですが、実際、毎月1万程度となると、できれば満額を投資できるのが理想ですね。
先ほども記載しましたが、iDeCoをはじめ、積み立て投資は積み立てをやめてしまうのが最悪のケースです。
当然ながら無理のない範囲でいいので、継続的に淡々と投資していくことで積み立てのメリット(平均単価の低減等)が出てきますので、少なくともこの「投資額変更」をうまく利用して、投資を継続して欲しいと思います。
投資先商品を変更するにはどうしたらいいですか?
続いて、iDeCoの投資先商品を変更する場合についてです。
iDeCoは長期的な投資なので、投資のスタンスが変わったり、もっと良い商品が登場した場合等は、設定を変更することが誰でも1回ぐらいはあるかもしれません。
実際、私自身もこれまで先進国株式のインデックスファンドに投資していたものを米国株のものに変更した経験があります。(失敗談あり・・・・)
なお、この商品変更には、2つのパターンがあります。
1つ目は、これまで投資した商品はそのままにして、今後の投資先を変更するパターンです。
この場合は、シンプルで、設定変更(今後投資したい商品を一覧から選択)するだけでOKです。
SBI証券の場合は、専用サイトから手続きが簡単にできます。使い勝手がいいですね!
そして、2つ目は、これまで投資した分も含め、投資先を変更するパターンです。これが少々厄介です。
というのも、これまで投資した分も変更する場合は、既に持っている商品を一度売却しないといけないのです。
しかも、売却申請をしても、実際に売却される(現金化される)タイミングは業者側の都合で決まります・・・・。(SBI証券の場合は、一応10日前後と記載があります。)
このデメリットは、売却までに時間がかかることで、想定外の暴落に遭遇し、損失を被る可能性があるということです。
普通は10日前後で大して変動はないだろうという意見もありますが、実際に私は運悪く損をしましたので、念の為お伝えしておきます。
商品の売却を伴う投資先変更(スイッチング)は、十分に含み益が出ている時に行うなど、タイミングに注意することをおすすめします。
転職する予定なので、iDeCoはやらない方がいいですよね?
まず、前提として、iDeCoは転職をしても個人について持ち運ぶことが可能です。
年金でありながらこのポータビリティ性が売りでもあるので、転職でもフリーランスになる場合でも、基本的には気にしなくて大丈夫です。
一方、それでも意外とこの意見が多かったので、改めて調べてみました。
調べた結果ですが・・・・
はい。確かに手続きがわかりづらいし、めんどくさい! 笑
場合によっては転職先に作成してもらわないといけない書類があったり、iDeCo推進派の私もちょっとめげそうになってしまいました 笑
これがあるから皆さん躊躇されているんですね〜。
ただ、この手続きの煩雑さを除けば、iDeCoがお得であるという点は変わりません。
また、転職をする!と決めていても、それこそ”ご縁”なので、いつになるのかわからないことが多いと思います。
逆に結局転職しないという判断をすることもあるかと思いますので、不確実な将来の手間を憂うより、確実な現在の得を取る方が賢い気はしています。
結論としては、直近での転職が確定している人を除けば、転職予定者も同様にiDeCoをいち早く始めた方が金銭的には得だと考えています。
※2022/2/8 追記
iDeCoをやっている方が転職する場合で、損をする可能性のあるケースがありましたので、補足します。
それは、「転職先に企業型確定拠出年金(企業型DC)しかないケース」です。
個人型と並行して保有できるなら良いのですが、企業型しかなく、そちらに現在のiDeCo資産を移管しなければいけない場合、一旦現金化されてしまうそうです。
そうなると、暴落時にタイミング悪く資産移管されてしまい、投資元本が目減りしてしまう(=含み損が確定されてしまう)懸念はあります。
また、これは些細な点ですが、移管に手数料がかかりますね。(SBI証券の場合、4,400円)
判断に悩むところですが、まぁこの点が特に問題になるのは、iDeCo加入直後に転職される場合ぐらいだと思います。
ある程度の運用期間があれば、多少値下がってもマイナスにはならないことが多いんじゃないでしょうか?(定期預金はもちろん、価格変動の少ない商品(債券系など)を選択している方は特に影響はわずかでしょう。)
ただ、コロナショック中に売却されてしまう私みたいな人がいるので、念のため申し添えます 笑
仕事を辞めるので、iDeCoはやってもしょうがないですよね?
こちらは、転職とは異なり、仕事を完全に辞めるケースですね。
早期退職とか専業主婦になるとか、色々なパターンがありそうですが、ここではご自身の収入が限りなく0に近いパターンを想定したいと思います。
まず、これは意外かもしれませんが、専業主婦等でも、iDeCoは活用できます。(2017年1月〜)
ただし、収入が少ない方がiDeCoをやると、少々残念なポイントがあるのです・・・
それは、節税メリットが大幅に薄れてしまう点です。
収入が少ないわけですから、それに伴ってそもそも税金が少なくなります。
そうなると、iDeCoに所得控除の大きなメリットがあっても、引ける税金自体がなくなってしまうわけですね。
これでiDeCoに取り組むメリットが大きく減るというのは、わからなくはないですね。
ただ、節税メリットがなくなったとしても、運用益が非課税なのは変わりませんし、受け取りの際も控除(公的年金控除等)を受けられるなど、普通に運用するよりはメリットがあります。
つまり、iDeCo本来のお得さが薄れて感じるだけで、損をしたり、やるだけ無駄といったことはないのです。
超お得が普通にお得レベルになったって感じですね 笑
仕事を辞めてから、どこまで投資に取り組むかというスタンスにもよりますが、非課税投資枠を活用するということで、NISA感覚で投資するのは大いにありだと考えます。
なお、在職中にiDeCoをやっていたとして、仕事を辞めてからは新たな投資はストップし、既に投資した分の運用だけ続けるといった方法もあります。
このように考えると、もしiDeCo運用中に仕事を辞めても、辞めたことによるリスクはないですし、様々な選択肢があるという点で躊躇する必要はないでしょう。
転職するケース同様、将来の心配よりも、現在の確実な得をとって欲しいと思います。
iDeCoは資金拘束が微妙(60歳まで資金を引き出せないのが・・・)
iDeCoのデメリットとしてよく挙げられるのは、「原則として60歳以降でないと資金を引き出せない」という資金拘束の部分ですね。
確かに今すぐ使いたい!という時にお金を引き出せないのは、嫌だ!と感じるかもしれません。
ただ、これは考え方次第だな〜と思います。
というのも、iDeCoは確定拠出”年金”ですので、そもそも老後資金を有利に貯めていきましょうという制度です。
iDeCoの掛金は老後資金を先取りして貯めているわけですので、それをすぐ引き出せてしまっては、そもそもおかしいわけですね。
今や超高齢化社会ということで、そうそう簡単には死ねませんし、老後資金はほぼ間違いなく必要となります。
将来どうせ必要になるお金ならば、お得に貯めた方が良くないですか?
もちろん今しかできないお金の使い方というのもあるとは思いますが、iDeCoなんて一般的な大学職員ならマックスでも月12,000円程度ですよ。
これぐらいの金額が今の生活に大きく影響することはないですし、あるとしたら、生活を見直した方がいいです 笑
資金拘束!なんて強い言葉で言われるとビビりますが、実は大して生活に影響はないですし、むしろ資金拘束される点を「超お得な強制貯金装置」と捉えていち早く運用していった方が合理的ではないでしょうか 笑
万が一拠出するお金が不足することがあれば、投資を中断することもできますしね。
なお、強いてiDeCoをやらない方がいい人というのは、iDeCoの資金を使ってiDeCo以上の利益を出せる人でしょうか。
ただ、iDeCoは運用益だけじゃなく節税メリットもあるので非常に優秀です。
iDeCoにかけるぐらいの少額でiDeCo以上の運用益を毎年確実に出すのは、なかなか難しいと思います。
そして、それくらい運用に自信がある方は分散投資とか安全性にも敏感なので、結局はiDeCoにも取り組んでいるケースが多いと思われます 笑
ポートフォリオのリバランスはどうすれば良いか?(行うべきか?)
複数の商品に投資している方の場合、運用中のメンテナンス(ポートフォリオのリバランス等)が気になる方もいると思います。
やり方としては、上記商品変更の通り、投資先を変更したり、既に持っている商品のスイッチング(売却→別の商品を購入)を行うことで対応可能です。
ただし、個人的には、そもそもiDeCo内で複雑なポートフォリオを組む必要はないと考えています。
理由は以下の2点です。
・iDeCo以外(NISA等)も含めてポートフォリオを組めば良い
まず、先ほども触れたように、iDeCoは売却・購入共にタイミングが業者の方である程度決められてしまいます。
これにより、思い通りの結果(リバランス)にならない可能性もあり、できなくはないものの、少々使い勝手が悪いです。
また、iDeCoには限度額がありますので、そもそも他の投資(NISA等)と組み合わせる方が多いと思います。(リバランスを考えるような方なら、なおさらですよね!)
そうなると、正直iDeCo内で複数の商品を購入する必要はあまりないのではないかと考えるわけです。
例えば、iDeCoとNISAをやっている方が、日本株、米国株、先進国株でポートフォリオを組むとします。
その場合、期待値が最も高いと考えるもの(ここでは米国株とします)からiDeCo→NISA→特定口座の順に割り振っていけばいいのです。
そうすると、iDeCo単体で見ると、米国株しかない状態ですが、その人が構築したポートフォリオ全体で見れば、想定通りになります。
こうすれば、そもそもiDeCoのメンテナンスをする必要はほとんどなくなり、手間も省くことができるので、おすすめです。
ちなみに、もし、「私はiDeCoだけで運用をしたいんだ!」という方がいたら、複数の商品を持つのではなく、投資したいものが全て含まれているような商品を1つ持つ方法もあるので、検討してみて下さい。(特に初心者の方はとにかくシンプルにいく方が長続きします!)
なお、この「ポートフォリオは、自身が持つ投資商品全体で考える」という点は、以下の書籍で詳しく学ぶことができます。
ちょっと堅めの本ですが、iDeCoに関しては、全てを網羅されていると思いますので、この1冊だけでOKです。
iDeCo(イデコ)でさらに利益を出すには?(上級者向け)
もしかすると、皆さんが一番知りたいのは、iDeCoでさらに利益を出す裏技的なものがあるか?ということかもしれません。
まず、先に言っておくと、全く裏技ではありませんが、利益をさらにあげる(可能性のある)方法はあります。ただし、おすすめはしません。
その方法とは、ある程度利益が出たタイミングで割安な商品にスイッチングを続ける方法です。
例えば、持っている米国株が伸びており、日本株が割安な状況だったとします。そこで米国株を売却し、日本株を購入すると、米国株の利益を確定し、割安な日本株を大量に購入することになるため、日本株が反発して伸びた場合に、大きな利益をあげることができます。
ただし、賢い人は既にお察しの通り、これは完全に理想論ですね・・・。
割安だと思った日本株がさらに下がったら損ですし、日本株以上のペースで米国株が伸びていったら結局米国株を持ち続けていた方が良かったかもしれません。
そして、そもそもこの手法はしっかりとした相場感を持つ人にしかできません。(ちなみに、私は相場は読めないものだと考えるタイプです。)
つまり、利益を向上させる方法はあるものの、その成功確率は未知数であり、誰にでも勧められるものではないのです。
また、繰り返しになりますが、iDeCoの売買は少々使い勝手が悪く、金額的にも、そんなに血眼になって売買を続けるべき対象ではないと考えます。
今後、仕組み・制度が変わった場合は、この限りではありませんが、基本的には難しいことはせず、淡々と積み上げ、商品を持ち続けることを念頭に運用した方がよいでしょう。
私自身も一度、商品変更のために売却を経験したものの、基本的には売らずに長期で持ち続けることを考えています。
<参考>商品を売却すると、含み益を確定できる
通常の投資信託等と同様ですが、運用を通じて生じた利益(含み益=確定していない利益)は、売却することで初めて確定利益(実際に得られた利益)になります。
投資を続けていて、含み益が増えていくのはいいのですが、その分、暴落が怖くなる方もいるのではないでしょうか?
そんな方は、一旦その商品を売却して利益を確定するのも手です。
ただし、iDeCoの場合、売却だけでなく、代替の投資商品を選ばなくてはいけません。(スイッチング)
よって、どうしても価格変動を避けたい場合は、元本保証型商品(定期預金)を選びましょう。(微々たるものですが、再度別商品にスイッチする場合は定期預金の中途解約手数料がかかる場合あり)
なお、上記方法により利益を確定させることはできますが、株価が右肩上がりと考えるならば、こまめに確定する必要はないとも言えます。(手間だけかかって、有効ではない)
ついては、よほど暴落が怖いといった方以外は、あまり気にせず、淡々と持ち続ければいいと思います(私も利益確定の売りはおそらくしません。)
まとめ:大学職員も絶対にiDeCoはやるべき
今回はiDeCo(イデコ)について、よくある疑問点を紹介しました。
疑問点を解消して、安心してiDeCo(イデコ)をはじめるきっかけになれば幸いです。
他にも疑問点があれば、ぜひ教えて下さい!随時追記をしたいと思います。
ズバリ断言しますが、iDeCo(イデコ)は早くやればやるほどお得です!
iDeCo最大のキモは節税効果が極めて高いと言うことですが、これは加入してから退職するまでずっと続きます。当然ながら、早く加入すれば、その分、節税効果は高まりますよね。
また、加入後に株価が下がったら・・・と心配している方!
株価が下がれば、むしろ得です!毎月買うものが普段より安く買えるわけですから。(これが積み立て投資の魔力!)
確かにちょっとだけ最初の手続きが面倒かもしれませんが、そこを乗り越えれば、ずっと続く自動節税システムが完成します。(面倒と言っても、あっという間ですよ!)
様々な投資がありますが、ほぼノーリスクで始められるiDeCoを使わずして投資はあり得ません!
投資をするなら、まずはiDeCo(イデコ)から取り組んでみましょう!
【SBI証券のiDeCo】
https://go.sbisec.co.jp/prd/ideco/ideco_top.html
最後になりますが、iDeCoから初めて、投資に慣れてきたら、ぜひ他の投資にもチャレンジしてみてくださいね!